創立50周年記念式典にて記念品を贈呈

◆母校創立50周年記念式典がハーモニーホール座間で開催◆

 この度、11月16日(金)に座間市緑ヶ丘のハーモニーホール座間にて県立座間高等学校の創立50周年記念式典が挙行されました。式典には、創立50周年記念事業実行委員である同窓会会長、副会長、幹事1名の計3名が出席。会長がお祝いのメッセージを述べました。

ハーモニーホール座間で挙行された母校創立50周年記念式典

 また、同窓会からは、以下の記念品を贈呈しました。

・全教室に、65㌅ワイド4K 液晶ディスプレイを設置

・必要数の単焦点プロジェクターとモバイルスクリーン

 以上の記念品は、母校の学習環境がさらに充実・発展してほしいとの願いから贈られたもので、是非有効的に活用してほしいと思っています。

 また、母校の新旧校舎の完成予想図(パース図)とそれぞれの航空写真をパネルにして昇降口に設置しました。後輩の皆さんに「歴史ある学校に通っているんだ」と感じていただきたいという思いを込めたものです。

  さらに、10月29日に開催された文化祭では、花火の打ち上げに協力しました。コロナ禍を吹き飛ばすような、締めの盛大な花火に在校生は大喜びだったと伺っています。

◆会長からのメッセージ◆

竹久保同窓会会長から母校創立50周年に対し贈られたメッセージは以下の通りです。

光、光あり座間高校。誇、誇あり座間高校。

創立50周年、おめでとうございます。

式典に出席した竹久保会長(前列右)

 ただ今、ご紹介いただきました、私は、座間高校が二十歳の成人式を迎えた年から同窓会長を務めさせていただいております。竹久保明弘と申します。どうそよろしくお願いします。第6期生ですので、年齢は皆さんよりもずっとずっと上です。実は、明日60歳になります。

 皆さんと座間高生活を共にしたわけではありませんが、「同窓」の後輩と先輩ということで、親近感をお覚えます。皆さんとこの場を共有することができて光栄です。皆さんと母校の50周年を祝うことができて嬉しいです。

 さて、座間高と言えば、校歌にもある「真・善・美・用」の精神です。これは、初代校長の信念であり、こんな意味が込められています。

「人として、一生懸命勉強し、真理を探究することができる。 道徳観を高め、善悪を区別することができる。 美を愛し、豊かな心でいることができる。 そして、世の中の役に立つ、社会に有用な人間となる。」

 私は、「真・善・美・用」は人としての理想像を表していると思っています。

 世代間の考えや価値観の違いは、避けることはできませんが、どの世代も「真・善・美・用」の校風を享受しつつ青春を謳歌してきたにちがいありません。

 ここに集われている48期生、49期生、そして学校でこの式典の模様を見ている50期生の皆さんも、この「真・善・美・用」の精神を受け継ぎ、人としての理想像を目指して、日々成長し続け、世の中に貢献してください。

創作舞踊部による「∞Dream~はじまりのひとしずく~」

 同窓会は、創立50周年を祝し、皆さんの学習環境の更なる充実のため、全教室に65インチ4K液晶ディスプレイを、また、必要数分の超短焦点プロジェクターとモバイルスクリーンを寄贈させていただきます。一生懸命勉強して、自分を磨いてください。

 また、話は前後しますが、10月29日(金)の文化祭での花火の打ち上げに協力させていただきました。コロナ禍を吹き飛ばすような締めの花火を通して楽しい思い出を共有することができて、皆さん大喜びだったそうですね。よかったです。

 そして、今、皆さんが過ごしている校舎と懐かしい旧校舎の完成予想図及び航空写真をそれぞれ昇降口に掲示しました。旧校舎の時代はどんなだったのか、ぜひ想像してみてください。

吹奏楽部による「50周年セレクション」演奏

 ここで、開校当時の座間高校を、ほんのちょっと、振り返ってみましょう。昇降口に掲示した旧校舎ができる前の話です。

 1期生は1年生のとき、海老名市中新田にある中央農業高校の木造校舎で間借り生活だった。当初は、その間借り生活を1年間で終え、自分たちの校舎に移れる予定だったが、底なし沼のような軟弱な地盤の造成がはかどらず、借り生活をもう1年間延長せざるをえなくなり、中央農業高校の園芸庭園にプレハブ教室を急造し、2期生を迎えた。

 2期生のプレハブ生活には、大変な苦労があった。梅雨の時期は教室内に水滴がたまり黒板の字もままならない。夏は温室で授業をするようなもので、午後の授業を打ち切る日もあった。敷地外の騒音がすき間から入り込み、先生の声が掻き消されることがしばしばあった。冬はすき間風が容赦なく吹き込んだ。間借りのため、立ち入りや進入が禁止される場所が多く、生徒の行動には制限が多かった。部活動は、1週間1回だけだった。厚木南高校(現在の厚木清南高校)のグランドや厚木青少年会館の卓球場を借用して行った。

 3期生を迎えると同時に自分たちの校舎へ移転することができた。しかし、まだ体育館が完成していなかったため、入学式は昇降口で挙行された。

 いかがでしたか…。座間高には、今私が紹介したような時代もあったのです。そして、そのような時代があったからこそ、今があるのです。

 座間高校に縁のあるすべての皆さんが、それぞれの座間高時代を積み重ねて50年…。感慨深いものがあります。

 どうか皆さん、勉強、行事、部活動、委員会活動等に打ち込みながら、1期生から47期生が築いてきた伝統を受け継ぎつつ、皆さん48、49,50期生だからこその、それぞれの3年間を座間高の歴史に刻み込んでください。そして、母校・座間高校を更に進化・発展させていってください。よろしくお願いします。

 私たちは、「真・善・美・用」の精神を享受した同窓の仲間です。世代を超えて、つながりましょう。

 光、光あり座間高校。誇、誇あり座間高校。いつまでも。

神奈川県立座間高等学校同窓会

会長 竹久保 明弘(第6期生)

母校に記念パネルを贈呈

母校の創立50周年を記念して、同窓会では旧校舎、並びに新校舎の写真とパース図4枚をパネル化し、母校の生徒用昇降口正面に設置・寄贈いたしました。

左から旧校舎パース図、旧校舎航空写真、新校舎パース図、新校舎航空写真

 この記念パネルの設置に至るには、色々と裏話があるようで、少し紐解いてみましょう。当時、新校舎が全て完成し、プレハブ校舎から新校舎へ学校全体が引っ越し始めた時期に、当時のPTA会長(現同窓会役員)に対し、PTA委員会担当の先生から「これが捨てられる所だった、あとはお任せします」と手渡されたのが今から50数年前に手書きで作製された旧校舎のパース図だったそうです。なんと、その先生は現在職員昇降口の左側にかかっている校名が入っている銘板もゴミ捨て場から発見し、今回のパース図同様に貴重な品を後世に残しています。その後、現同窓会役員の一人がしばらく自宅で保管をしていましたが、50周年に合わせて、新校舎のパース図と新旧航空写真と一緒に同窓会から学校へ寄贈する事に至りました。このようないきさつを、是非記憶にとどめていただき、皆様の母校愛が更に深まることを同窓会では願っております。

パネル製作・設置にご協力いただいたケーエスアート様は、なんと7期生だったという驚き!

11月16日(火)いよいよ創立50周年!

母校の創立50周年を祝う式典・行事が、次のとおり開催されます。

  神奈川県立座間高等学校創立50周年記念式典・記念公演  
【日時】 令和3年11月16日(火)
     記念式典 13:00 ~
     記念公演 13:55 ~

【会場】 ハーモニーホール座間

※式典及び公演は、在校生、教職員をはじめとする関係者のみで執り行われ ます。当日の模様は、ライブで配信されることになっていますので、どうぞ ご覧ください。 なお、配信用URLは、母校ホームページに掲載されます。

※同窓会からは、母校、PTA、同窓会のそれぞれの代表で組織されている 「50周年記念事業実行委員会」のメンバーである会長、副会長、幹事(1名)の計3名が出席します。  

 同窓会は、創立50周年を祝し、母校のICT機器を活用した学習環境整備に寄与すべく、液晶ディスプレイ及びプロジェクターを母校が必要とする台分数寄贈します。併せて、生まれ変わった母校の校舎と懐かしい旧校舎の完成予想図(パース図)をそれぞれ昇降口に掲示します。

 また、話は前後しますが、10月29日(金)に実施された文化祭では、花火の打ち上げに協力しました。48期、49期、50期のみなさんは、コロナ禍を吹き飛ばすような締めの花火を通して楽しい思い出を共有することができ、大喜びだったようです。

 1万5千4百人を超えた卒業生の、そして在校生の、青春ドラマの舞台となってきた母校は、「真・善・美・用」の精神を基盤に「座間高ならでは」の伝統を築き上げ、今、さらに進化・発展しようしています。

 母校に縁のあるすべてのみなさんがそれぞれの座間高時代を積み重ねて50年…。感慨深いものがあります。